【由布市ガーデンリフォーム】庭づくり・植栽の施工費用とデザイン

2025年11月5日

【結論】

由布市のガーデンリフォーム費用は、小規模（整地・花壇・芝・砂利・植栽リフレッシュ）で10万〜45万円、中規模（テラス/園路＋目隠し＋植栽計画）で45万〜160万円、広庭のトータルデザイン（ゾーニング・排水・植栽・照明・灌水）で120万〜420万円が目安。霧・降雨・朝晩の冷えに強い“由布仕様”として「材質（耐湿/耐寒）×排水（勾配/暗渠）×固定（基礎/アンカー）×清掃性（撥水仕上げ）」を数値で設計し、植栽は耐湿・耐寒・防霧焼けに配慮するのが長持ちの近道。見積は「平面/高低図・土工量・仕上げ材品番/厚み・植栽リスト（樹種/本数/根鉢サイズ）・排水勾配/桝・電気（照明）・灌水・撤去/残土・保証」と工程写真の明記を必須に。まずは同一仕様で地元3社の相見積が最短ルートです。

第1章｜由布市のガーデン“基本ルールと相場感”

代表工事項目と費用（税込）
- 芝張り（高麗/TM9）：3,000〜6,500円/㎡、人工芝：6,000〜12,000円/㎡
- 防草シート＋化粧砂利：2,000〜4,500円/㎡（厚手不織布推奨）
- タイル/石テラス：13,000〜26,000円/㎡（下地コンクリ含む）
- インターロッキング園路：8,000〜18,000円/㎡
- 花壇ブロック/縁石：3,000〜9,000円/m
- 目隠しフェンス（H1.6×10m）：18万〜48万円（アルミ/樹脂）
- 庭照明（ローボルト/ポール/グラウンド）：1.5万〜5万円/灯＋配線
- 自動潅水（1系統）：5万〜18万円
由布の気候配慮（霧・降雨・冷え）
- 霧/白華：タイル・コンクリは撥水仕上げ、清掃しやすい目地割り
- 降雨/勾配：勾配1/50〜1/80、低地は暗渠＋集水桝、側溝接続を図面化
- 冬の凍結/滑り：ノンスリップ素材、階段は段鼻滑り止め＋SUS手すり

標準工程（小〜中規模）

測量・高低差確認・土質調査
ゾーニング計画（動線/目隠し/日照風向）
土工・残土搬出・路盤転圧
排水（勾配/暗渠/桝）→舗装/テラス下地
仕上げ（タイル/インター/砂利/芝）＋植栽・灌水
照明配線・試験、撥水/防藻仕上げ、引渡し

第2章｜植栽選び（由布で育てやすい樹種と配置）

シンボルツリー（耐寒・耐湿に強め）
- 常緑：ソヨゴ、常緑ヤマボウシ、シマトネリコ（防寒配慮）
- 落葉：アオダモ、イロハモミジ、エゴノキ
低木・下草
- アベリア、ヒメシャリンバイ、アベリアホープレイズ
- 下草：フッキソウ、クリスマスローズ、ヤブラン、セダム類
目隠し＋風抜け
- 高生垣（レイランドヒノキ等）は風荷重に注意、アルミ/樹脂フェンス＋低木のミックスがメンテ容易
霧/白華対策
- 石材は吸水率の低いものを選定、表層撥水処理
- 水栓金物はSUS、タイルはノンスリップ＋撥水トップ

第3章｜用途別プランと概算（由布仕様）

くつろぎテラス（夕涼み×ローメンテ）
- タイルテラス12㎡＋ベンチ＋下草＋アップ/グラウンドライト2灯＋撥水仕上げ：45万〜120万円
プライバシー確保（目隠し＋外リビング）
- 樹脂デッキW3.6×D2.0＋目隠しフェンスH1.8×12m＋防草＋照明：62万〜145万円
ドッグラン/キッズゾーン
- 人工芝40㎡ or 高耐久天然芝＋樹脂フェンス＋門扉＋散水：60万〜160万円
ローメンテ庭（草取り対策）
- 防草シート＋化粧砂利80㎡＋シンボルツリー1本＋インター園路＋菜園コーナー：45万〜130万円
和モダン迎え庭
- 洗い出し/タイルアプローチ15㎡＋景石/砂紋＋常緑樹＋行灯/ポールライト：60万〜160万円

第4章｜面積別の概算早見表（撤去・残土少なめの目安）

20㎡：整地＋防草砂利＋小植栽＝10万〜38万円
40㎡：テラス8〜12㎡＋園路＋植栽＝48万〜130万円
80㎡：テラス＋園路＋芝/砂利ゾーン＋植栽・照明＝95万〜250万円
120㎡：トータルデザイン（排水・灌水・目隠し含む）＝150万〜420万円
係数：残土大量/搬出困難＋10〜25％、高低差/擁壁工＋15〜30％、石材多用＋5〜20％

第5章｜由布市の実例紹介

事例A｜勾配地のタイルテラス（由布市挾間）

施工：2024年10月／ノンスリップタイル18㎡、勾配1/70、集水桝2基、撥水トップ、ソヨゴ株立ち＋下草
費用：128万円／工期：3日
効果：雨後の水たまり・滑りを抑え、夕景に映えるくつろぎスペースへ

事例B｜目隠し＋デッキの外リビング（由布市湯布院町）

施工：2024年6月／樹脂デッキW3.6×D2.0、アルミ樹脂フェンスH1.8×12m、防草シート＋砕石、ローボルト照明
費用：92万円／工期：2日
効果：隣家視線を遮り、洗濯・団欒スペースとして使用頻度UP

事例C｜和モダン前庭（由布市庄内）

施工：2023年12月／洗い出しアプローチ14㎡、景石・砂紋、常緑ヤマボウシ、行灯＋ポールライト
費用：79万円／工期：2日
効果：白華を抑えつつ四季の表情を楽しめる迎え庭に

第6章｜専門家コメント

「外構は“基礎×排水×材質×維持”の組み合わせ。見積に基礎寸法・鉄筋量・排水勾配、石材/タイルの吸水率・撥水仕様まで数値で落とし込むと品質差が見える化します。」
「由布の霧・降雨には暗渠や撥水トップが効果的。勾配地では段切り＋集水で土砂流出を防ぎ、冬の凍結にはノンスリップ素材を選ぶと安心です。」

第7章｜見積書の読み方（実務チェックリスト）

平面図/高低差図、土工量（残土m³・客土m³）
仕上げ材の品番・厚み、下地構成（路盤/コンクリ/モルタル）
基礎（根入れ・フーチング寸法・鉄筋径/ピッチ）、アンカー/ボルト材質（SUS）
フェンス高さ・柱ピッチ、ブロック基礎の配筋
排水（勾配1/50〜1/80、暗渠/桝、側溝接続）
照明（器具型番・配線ルート）、屋外コンセント（位置/数）
灌水（タイマー・配管ルート）
撤去・搬入・養生、保証（活着・構造）、工程写真

第8章｜スケジュールとベストシーズン

現地調査/測量：3〜7日（高低差・日照・風の確認）
仕様確定/発注：1〜2週間（材料・苗の手配）
工期目安：小規模1〜2日／中規模2〜4日／大規模3〜7日＋養生
ベストシーズン：3〜6月／10〜11月（植栽の根付き◎）
梅雨・冬対策：排水仮設・泥はね養生、コンクリ養生・日締め仮復旧を徹底

第9章｜費用最適化と補助制度（2025年）

コスト最適化
- 在庫色・標準寸法を採用、外装/窓工事と併行で電気・足場を共用
- 砂利・防草で“面”を整理し維持コストを削減、既存樹は活かして移植
補助・支援
- 庭単独の補助は限定的だが、防災（雨水利用）・省エネ（外構照明）を含む包括改修で対象化の年度あり
- 最新は由布市・大分県公式を確認（多くは着工前申請・写真必須）