由布市の耐火リフォーム|火災対策工事の費用と施工事例

火事
目次

【結論】

由布市の耐火リフォームは「出火させない(感知・遮断・不燃化)× 延焼させない(被覆・区画・開口防火)× 逃げやすくする(避難・防煙・照明)」をセットで実装するのが最短ルート。費用目安は、室内の準耐火区画化(石膏ボード二重+防火建具)で20万〜85万円/室、キッチンの不燃化・IH化・自動消火で5万〜40万円、梁・天井の耐火被覆15万〜60万円、窓/玄関の防火サッシ・防火戸30万〜70万円、屋根外壁の対火仕様更新80万〜320万円。由布市は霧・降雨で結露/白華(スケール)や金物腐食が起きやすいため、SUS金物・SGL金属・撥水トップ、貫通部の防火+防水ディテールを重視。見積は「法区分(防火/準防火/22条)・不燃/準不燃の認定番号・層構成・貫通部防火処理・建具等級・付帯(電気/ガス)・保証・工程写真」を明記し、同一仕様で3社比較を。

第1章|由布市の耐火リフォーム“基本ルールと相場感”

  • 目的別の費用目安(税込)
    • 室内の準耐火化(6〜10畳):20万〜85万円
      • 仕様例:壁天井PB12.5mm×二重(目地ずらし)+不燃クロス、防火ボックス、気密・防煙処理
    • キッチン火元対策:5万〜40万円
      • 不燃パネル5万〜15万/IH化+4万〜20万(200V回路別)/自動消火2万〜10万/防火ダンパー付フード6万〜18万
    • 梁・天井耐火被覆:15万〜60万円(ロックウールボード/耐火被覆材)
    • 開口部の防火:防火サッシ10万〜25万円/窓、防火戸12万〜28万円/枚、玄関防火断熱ドア20万〜45万円
    • 外皮の対火強化:屋根SGLカバー70万〜180万円、外壁金属/窯業準耐火カバー150万〜320万円(足場別)
    • 感知・遮断:連動型警報器一式2万〜6万円、感震ブレーカー1.5万〜5万円
  • 由布の気候配慮
    • 霧・降雨→外装は撥水トップ、石材/タイルは吸水率と白華対策を指定
    • 結露→防露換気(ダクト径・長さ・曲がりの静圧計算)、防露スペーサーを採用
    • 金物→SUS304/316、切断端部の防錆

第2章|工法とディテール(失敗しない層構成)

  • 室内準耐火化
    • 壁天井:PB12.5×2(目地千鳥)→不燃仕上げ、入隅・周縁はファイアーストップ材+不燃コーキング
    • 開口:防火戸(熱膨張パッキン・クローザー)、戸当たりで気密/防煙確保
    • 電気:防火ボックス・気密ボックス、ダウンライトは耐火/気密型
  • 貫通部・ダクト
    • 貫通部:モルタル/ケイカル+耐火パテ、金属スリーブ、防火ダンパー
    • 換気:外部フードは防風・逆流防止形状、露出部の防錆
  • キッチン
    • 立上・側面全面に不燃パネル(シンク・コンロ背面)、IH+フードの遮煙性能、避難動線の確保
  • 外皮(屋根・外壁)
    • 屋根:SGL+高耐久ルーフィング(対穴あき保証)、棟は樹脂貫板+SUSビス、棟換気で防露
    • 外壁:防火認定の透湿防水シート+通気胴縁+防火サイディング/金属、開口三角シール・防水テープ徹底

第3章|規模別の概算早見表

  • 寝室の準耐火化(6畳・防火戸含む):35万〜85万円
  • LDK火元対策パック(不燃パネル+自動消火+連動警報器):8万〜38万円(IH別)
  • 窓・玄関の防火アップ(腰窓2+掃出1+玄関):50万〜90万円(カバー工法)
  • 外皮の対火強化(屋根カバー+外壁部分カバー):120万〜320万円
  • 感震遮断+漏電遮断器更新:3万〜12万円

第4章|由布市の施工事例

事例A|寝室の準耐火化(由布市挾間・6畳)

  • 施工:2024年10月
  • 仕様:PB12.5二重+不燃クロス、防火ボックス、室内防火戸、連動型警報器
  • 費用:62万円/工期:2日
  • 効果:隣室延焼を遅延し、夜間の避難安全性向上

事例B|キッチン火元の三位一体(由布市湯布院町)

  • 施工:2024年6月
  • 仕様:IH化、背面・側面不燃パネル、フード防火ダンパー、自動消火装置
  • 費用:41万円/工期:1日
  • 効果:出火リスク低減、清掃性UPで油着火要因を抑制

事例C|外皮の対火・防露強化(由布市庄内・沿霧)

  • 施工:2023年12月
  • 仕様:SGL屋根カバー+高耐久ルーフィング、外壁金属サイディング部分カバー、防火サッシ、撥水トップ
  • 費用:276万円/工期:8日
  • 効果:飛び火・強風時の延焼リスク低減、結露/白華に強い外皮へ

第5章|専門家コメント

  • 「耐火は“区画×被覆×開口×感知”の総合設計。図面に層構成と不燃認定番号、貫通部ディテールを落として、完了後は工程写真でトレースしてください。」
  • 「由布は霧・降雨で防露と防錆が重要。SUS・SGL・撥水トップと、換気ダクトの静圧計算をセットで指定できる会社が安心です。」

第6章|見積書の読み方(実務チェックリスト)

  • 法区分(防火/準防火/22条)・要求等級
  • 材料性能:不燃/準不燃の認定番号、防火ガラス・防火サッシの等級
  • 層構成:PB厚/段数、断熱材密度、透湿防水シート規格、外装板厚・金属種(SGL)
  • 貫通部:防火ダンパー・耐火パテ・モルタル納まり、開口三角シール
  • 建具:防火戸等級、クローザー、耐熱シール
  • 付帯:解体・撤去・産廃・足場、電気(200V/回路/感震)・ガス、保証・工程写真
  • 追加単価表:下地劣化・配管腐食など想定外時の精算基準

第7章|スケジュールとベストシーズン

  • 現地調査〜提案:3〜7日(法区分照会・図面確認)
  • 仕様確定〜発注:1〜2週間(主要材の納期次第)
  • 工期目安
    • 室内準耐火化:1〜3日/室
    • キッチン不燃化:0.5〜1日(IH・電気工事で+半日)
    • 外皮対火更新:屋根3〜6日、外壁2〜4日(天候影響あり)
  • ベスト:3〜6月/10〜11月(乾燥安定)
  • 梅雨・冬:可使時間・乾燥養生厳守、日締め仮防水・防露対策を徹底

第8章|費用最適化と補助制度(2025年)

  • コスト最適化
    • 屋根・外壁・窓は足場を共用して同時施工(-8万〜15万円)
    • 室内は寝室・避難経路優先で段階実施、窓はカバー工法で室内復旧を最小化
    • 在庫規格材を優先、特注ガラス/建具は最小化
  • 補助・支援
    • 省エネ・耐震・バリアフリーと併用で対象になる年度あり(内窓・断熱・玄関更新など)
    • 由布市/大分県の防災・省エネ系助成は年度で要件変動(最新情報を要確認)
  • 申請のコツ
    • 原則着工前申請。製品型番・認定証・図面・施工前後写真・領収書を準備
    • 先着/枠管理が多い→工程に申請マイルストーンを組み込む

第9章|よくある落とし穴と回避策

  • PB二重でも“抜け道”(コンセント・ダクト)を放置
    • 回避:防火/気密ボックス、耐火パテ、防火ダンパーで封止(写真提出)
  • 防火ガラスだけ交換して枠が既存
    • 回避:サッシ枠ごと防火サッシへ(カバー工法で室内復旧最小)
  • キッチンの可燃露出
    • 回避:側面・背面を全面不燃パネル、フードの防火仕様確認
  • 外皮更新で防火未達
    • 回避:防火認定品の透湿防水シート/外装材・重ね代を仕様書に明記
  • 警報器非連動・電池切れ
    • 回避:無線連動型に統一、年1回の動作点検

第10章|FAQ

  • Q1. まずどこから手を付けるべき?
    • A. 寝室と避難経路(廊下/階段)の準耐火化+連動型警報器が最優先。次にキッチンの不燃化と自動消火。
  • Q2. 予算100万円で可能な内容は?
    • A. 寝室1室の準耐火化+警報器+キッチン不燃パネル/自動消火なら十分実現可能。
  • Q3. マンションでも防火サッシにできる?
    • A. カバー工法が基本。ただし共用部扱いは管理規約の承認が必要。
  • Q4. 由布の結露対策は耐火と関係ある?
    • A. あります。結露は腐朽や配線劣化の起点になり延焼経路になり得るため、防露換気・内窓・撥水仕上げを推奨。
  • Q5. 点検やメンテは?
    • A. 年1回の警報器作動点検、外部フードの清掃、外装撥水トップは1.5〜3年で再塗布が目安。

第11章|まとめ

  • 由布市の耐火リフォーム相場は、室内区画20万〜85万円/室、キッチン5万〜40万円、被覆15万〜60万円、開口30万〜70万円、外皮80万〜320万円
  • 「区画×被覆×開口×感知」に“由布仕様(防露・防錆・撥水)”を重ねると効果と耐久が両立
  • 見積は「法区分・認定番号・層構成・貫通処理・建具/サッシ・保証・工程写真」を明記、同一仕様の3社比較で品質とコスパを最大化

お問い合わせ情報

株式会社創建
所在地 〒874-0945 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
電話番号  0977-85-8892
問い合わせ先 info@oita-soken.jp
ホームページ https://oita-soken.jp/

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