大分市の屋根塗装|塗料別の費用と耐用年数の違い

屋根塗装
目次

【結論】

大分市の屋根塗装(80〜100㎡・30坪目安)は、塗料グレードで総額と寿命が大きく変わります。費用の目安はシリコン58万〜88万円(耐用8〜12年)、ラジカル62万〜95万円(10〜13年)、フッ素78万〜120万円(12〜18年)、無機/ハイブリッド88万〜135万円(15〜22年)。沿岸部(佐賀関・坂ノ市・生石〜王子港周辺)や高台は塩害・強風の影響が大きく、金属部の2液エポ防錆下塗りとSUSビス、遮熱上塗りの採用で長期コスパが向上。見積は「塗料名・下塗り種類・規定塗布量/缶数・縁切り(スレート)・防錆(金属)・足場・保証・工程写真提出」を明記した同一仕様で3社比較が最短ルートです。

第1章|大分市の屋根塗装“相場と前提条件”

  • 相場(80〜100㎡・税込の目安)
    • シリコン:58万〜88万円(耐用8〜12年)
    • ラジカル:62万〜95万円(耐用10〜13年)
    • フッ素:78万〜120万円(耐用12〜18年)
    • 無機/ハイブリッド:88万〜135万円(耐用15〜22年)
  • 価格に含まれやすい項目
    • 高圧/バイオ洗浄、下地補修、下塗り→中塗り→上塗りの3工程、足場(12万〜20万円)
    • スレートは縁切り(タスペーサー0.5万〜1.5万円)、金属は2液エポ防錆
  • 大分の環境特性
    • 海塩粒子+強風+強い日射の影響 → 退色/白錆・赤錆、棟板金の緩みが起きやすい
    • 仕様の肝:遮熱塗料の採用、SUSビスや端部シール強化、棟換気の併用

第2章|塗料別の費用・耐用年数・向き不向き

  • シリコン(汎用・コスパ重視)
    • 費用:58万〜88万円/耐用:8〜12年
    • 向き:予算重視、10年前後で再計画。内陸・風当たり弱めの立地
    • 代表例:エスケー化研「クールタイトSi」、日本ペイント「サーモアイSi」
  • ラジカル(大分の最頻・バランス型)
    • 費用:62万〜95万円/耐用:10〜13年
    • 向き:南面退色・海風面のチョーキング対策、外壁がラジカルの家と周期合わせ
    • 代表例:日本ペイント「パーフェクトベスト(屋根ラジカル系)」、SK「ヤネフレッシュSiラジカル相当系」
  • フッ素(長期×耐汚染・遮熱相性◎)
    • 費用:78万〜120万円/耐用:12〜18年
    • 向き:沿岸・高台、足場回数を減らしたい、遮熱効果も重視
    • 代表例:SK「クールタイトF」、日本ペイント「サーモアイ4F」
  • 無機/ハイブリッド(最長寿命帯)
    • 費用:88万〜135万円/耐用:15〜22年
    • 向き:長期コスパ最優先、金属付帯が多い、強日射・塩害の両対策
    • 代表例:関西ペイント「アレスダイナミックMUKIルーフ相当」、各社無機系屋根用
  • 遮熱の体感
    • 立地・断熱状況にもよるが小屋裏温度で-1〜3℃、エアコン効率改善の報告が多い

第3章|屋根材別の“下塗り”と要注意ポイント

  • スレート(コロニアル等)
    • 下塗り:浸透型シーラー(脆弱時は2回)で素地強化
    • 縁切り:タスペーサー必須(毛細管現象防止)
    • クラック・割れは補修後に塗装、苔はバイオ洗浄で根から除去
  • 金属(SGL/ガルバ/トタン)
    • 下塗り:ケレン(ST2〜3)→2液エポ防錆が必須(沿岸は特に)
    • 白錆・赤錆は完全除去、端部シールを強化
  • セメント瓦・モニエル
    • 専用プライマーが必須、スラリー層の除去を丁寧に
    • 陶器瓦は基本塗装不要(補修のみ)

第4章|面積別の概算早見表(スレート想定・3工程・遮熱可)

  • 60〜80㎡:シリコン52万〜78万/ラジカル55万〜85万/フッ素68万〜105万
  • 80〜100㎡:シリコン58万〜88万/ラジカル62万〜95万/フッ素78万〜120万
  • 100〜130㎡:シリコン68万〜105万/ラジカル72万〜115万/フッ素90万〜138万
  • 係数:急勾配・3階建・太陽光あり・棟板金多は+10〜25%、下地劣化で上下

第5章|大分市の施工事例

事例A|大分市佐賀関・スレート95㎡・ラジカル遮熱

  • 施工:2024年9月/仕様:バイオ洗浄→浸透シーラー2回→クールタイトSi→タスペーサー
  • 総額:76万円/効果:小屋裏温度ピーク-1.8℃(体感)、退色抑制

事例B|大分市稙田・金属85㎡・フッ素遮熱

  • 施工:2023年11月/仕様:手工具ケレンST2→2液エポ防錆→クールタイトF
  • 総額:98万円/効果:白錆再発抑制、耐久性・低汚染性アップ

事例C|大分市高城台・スレート100㎡・無機

  • 施工:2024年5月/仕様:浸透シーラー→無機系上塗り→タスペーサー
  • 総額:112万円/効果:艶持ち・耐候性向上、メンテ周期の延伸

第6章|専門家コメント

  • 「屋根塗装の寿命は“下地づくり”で決まります。スレートは縁切り、金属は2液エポ防錆が前提。塗料選定は日射・塩害・風圧を加味して決めましょう。」
  • 「梅雨・台風期は含水率(12〜15%以下)・可使時間・再塗装間隔の管理が肝。工程写真・膜厚記録を標準提出できる会社を選ぶと安心です。」

第7章|見積書の読み方(実務チェックリスト)

  • 塗料名・等級・遮熱の有無(例:SK クールタイトSi/NP サーモアイ4F)
  • 下塗りの種類と回数(浸透シーラー2回可/2液エポ防錆)
  • 規定塗布量・回数・缶数(下1・中1・上1)
  • 洗浄方式(圧力・薬剤名)、ケレン等級(ST2/3)の記載
  • 縁切り(タスペーサー)数量、棟板金のビス増し・端部シール更新
  • 足場・養生・撤去処分の内訳
  • 施工保証年数(屋根3〜8年グレード差)と対象事象
  • 施工記録(洗浄前後・含水率・開缶・各工程写真)

第8章|スケジュールとベストシーズン

  • 現地調査〜見積:1〜3日(ドローン点検有効)
  • 工期:2〜5日(天候順延あり、下地状態で増減)
  • ベストシーズン:3〜6月/10〜11月(乾燥安定)
  • 梅雨・台風期対策:日締め養生、朝露乾燥待ち、可使時間厳守

第9章|費用最適化と長持ちのコツ

  • 外壁塗装と同時施工で足場共用(-8万〜15万円)
  • 海側/南面だけ上位塗料、他面標準の“面別最適化”
  • 棟板金の樹脂貫板化・SUSビス化、端部シールの二重化で再発防止
  • 太陽光・雪止め・谷板金など付帯も点検し同時是正

第10章|まとめ

  • 大分市の屋根塗装は塗料別に費用と寿命が明確に異なる(シリコン<ラジカル<フッ素<無機)
  • 地域特性(塩害・強風・日射)に合わせて遮熱・防錆・留め付け強化をセットで
  • 見積は「塗料名・下塗り・塗布量・縁切り/防錆・足場・保証・写真記録」を明記し、同一仕様3社相見積で品質とコスパを両立

お問い合わせ情報

株式会社創建
所在地 〒874-0945 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
電話番号  0977-85-8892
問い合わせ先 info@oita-soken.jp
ホームページ https://oita-soken.jp/

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