【大分市 屋根メンテナンス】点検・塗装・修理の費用と時期

屋根点検
目次

【結論】

大分市の屋根メンテナンスは「点検は年1回(台風後は臨時)」「塗装は築10〜15年目(以降は前回グレードに応じ8〜18年)」「修理は症状発見時すぐ」が基本。費用の目安は、ドローン+小屋裏含む精密点検0〜2万円、屋根塗装(80〜100㎡・3工程)で58万〜120万円、部分修理1.5万〜8万円、中規模修繕8万〜45万円、広範な劣化は金属カバー95万〜180万円/葺き替え140万〜300万円。沿岸(佐賀関・坂ノ市・生石〜王子港周辺)や高台は塩害・強風対策としてSGL鋼板・樹脂貫板・SUSビス・高耐久ルーフィングを標準化。見積は「材料名・板厚/塗料グレード・塗布量/膜厚・ルーフィング品名・留め付けピッチ・保証・工程写真」を明記し、同一仕様で3社相見積が最短ルートです。

第1章|屋根メンテナンスの時期(大分市の気候前提)

  • 点検
    • 定期:年1回(春/秋いずれか)。台風・暴風雨・雹後は臨時点検
    • 立地要因:沿岸・高台・角地は風圧が強く、棟板金/谷の点検頻度を増やす
  • 塗装
    • 初回目安:築10〜15年(スレート/金属)
    • 2回目以降:シリコン8〜12年、ラジカル10〜13年、フッ素12〜18年、無機15〜22年
    • 塗装不可サイン:素地の粉化/層間剥離、広範囲の錆進行、野地の含水高
  • 修理
    • すぐ実施:雨染み・天井シミ、棟板金のバタつき、谷の漏水、瓦ズレ/割れ
    • 判定の肝:小屋裏点検(含水/腐朽)、散水試験で浸入口を特定

第2章|費用相場(30坪・屋根80〜100㎡目安)

  • 点検
    • 目視+ドローン:0〜1万円(見積時は無料が多い)
    • 小屋裏確認・散水試験:5千〜2万円(事前合意)
  • 屋根塗装(3工程)
    • シリコン:58万〜88万円
    • ラジカル:62万〜95万円
    • フッ素:78万〜120万円
    • 付帯:足場12万〜20万円、防錆下塗り・縁切り(スレート)含む
  • 修理
    • ピンポイント:1.5万〜8万円(差し替え/再固定/端部シール)
    • 中規模:8万〜45万円(棟板金交換・谷樋交換・取り合い復旧)
    • 雨漏り調査+局所復旧:7万〜25万円(調査2万〜8万+復旧5万〜17万)
  • 面対応(参考)
    • 金属カバー:95万〜180万円
    • 葺き替え:140万〜300万円

第3章|工事別のポイント(品質と長持ちのコツ)

  • 点検(診断の精度を上げる)
    • ドローン+小屋裏で“外/内”両面確認、必要に応じ試験開口
    • 診断書に「写真・位置図・優先度・概算」を添付してもらう
  • 塗装(下地づくりが命)
    • スレート:バイオ洗浄→浸透シーラー(脆弱時2回)→中上塗り、タスペーサーで縁切り
    • 金属:ケレンST2/3→2液エポ防錆→高耐候上塗り(遮熱推奨)
    • 色/仕様:南面退色・塩害対策に遮熱・フッ素/無機が有利
  • 修理(再発防止の定石)
    • 棟板金:樹脂(人工木)貫板+SUSビス、150〜200mmピッチ、端部二重シール
    • 谷:SUS/SGL板金+下の改質アスファルトルーフィング増張り
    • 取り合い:捨て板金・立上りルーフィングやり替え、ノンブリードシール

第4章|大分の立地別 仕様最適化

  • 沿岸・海風面(佐賀関・坂ノ市・生石〜王子港)
    • SGL鋼板(0.35〜0.5mm)+フッ素/遮熱、SUSビス、端部二重シール
    • ルーフィングは改質アスファルト(粘着/自着)を谷・立上り2重
  • 高台・角地(明野・高城台・稙田の一部)
    • 風圧対策でビスピッチを詰める、棟換気で熱・湿気を排出
  • 南面・強日射
    • 遮熱屋根材/塗料、明色採用で小屋裏温度-1〜3℃、室内負荷低減

第5章|面積別の概算早見表(洗浄〜塗装・スレート想定)

  • 屋根60〜80㎡:シリコン52万〜78万/ラジカル55万〜85万/フッ素68万〜105万
  • 屋根80〜100㎡:シリコン58万〜88万/ラジカル62万〜95万/フッ素78万〜120万
  • 屋根100〜130㎡:シリコン68万〜105万/ラジカル72万〜115万/フッ素90万〜138万
  • 係数:急勾配・3階・太陽光ありは+10〜25%

第6章|大分市の施工事例

事例A|大分市佐賀関・スレート95㎡・棟板金交換+屋根塗装

  • 施工:2024年10月/樹脂貫板+SUSビス、端部二重シール→クールタイトSi(遮熱)
  • 費用:総額96万円/効果:バタつき解消、小屋裏温度-1.5〜2℃、塩害面の耐候性向上

事例B|大分市稙田・金属屋根85㎡・部分修理→フッ素塗装

  • 施工:2023年11月/手工具ケレンST2→2液エポ防錆→アレスクール2液フッ素
  • 費用:総額108万円/効果:白錆再発抑制、長期色持ち

事例C|大分市高城台・瓦屋根120㎡・谷樋交換

  • 施工:2024年5月/谷SUS交換、下部ルーフィング増張、周辺瓦差し直し
  • 費用:24.8万円/効果:大雨時の漏水が解消、詰まりも軽減

第7章|専門家コメント

  • 「大分は“棟・谷・取り合い”が弱点。診断は散水試験と小屋裏確認で浸入口を特定してから施工へ。」
  • 「品質の要は“塗布量・乾燥・下地”。塗装ではタスペーサーや2液エポ防錆、工事全般ではルーフィングの重ね幅・含水率(概ね15%以下)・工程写真の提出が信頼の指標です。」

第8章|見積書の読み方(失敗しないチェックリスト)

  • 診断エビデンス(写真・位置図・小屋裏所見・散水結果)
  • 材料仕様(塗料名/等級・規定塗布量/缶数、鋼板種SGL/板厚、ルーフィング品名)
  • 施工方法(ケレン等級、縁切り数量、SUSビス/ピッチ、樹脂貫板の明記)
  • 役物数量(軒先・ケラバ・谷・棟・換気・雪止め)
  • 仮設(足場・養生)と撤去処分(石綿時の対応)
  • 品質記録(工程写真・膜厚/含水率・天候ログ)
  • 保証(雨漏り◯年・塗膜◯年)と対象/除外

第9章|ベストシーズンとスケジュール

  • 調査〜見積:1〜5日(ドローン・小屋裏点検)
  • 工期:部分修理 半日〜2日/塗装2〜5日/カバー3〜5日/葺き替え5〜8日(天候順延あり)
  • ベストシーズン:3〜6月・10〜11月(乾燥安定)
  • 梅雨・台風期:日締め仮防水、可使時間順守、材料保管の徹底、予備日確保

第10章|費用最適化と補助・保険(2025年時点の例)

  • コスト最適化
    • 外壁塗装・樋更新と同時に足場を共用(-8万〜15万円)
    • 棟・谷・取り合いを同時是正して再訪コストを削減
    • 面別最適化(海側=フッ素/遮熱、他面=標準)で長期コスト低減
  • 補助・保険
    • 大分県/大分市の住宅改修・省エネ/防災助成(年度で変動)
    • 風災・雹災は火災保険適用の可能性(被害写真・見積・報告書を準備、経年は対象外)

第11章|まとめ

  • 点検は年1回+台風後、塗装は築10〜15年目、修理は症状即対応が基本
  • 費用は点検0〜2万円、塗装58万〜120万円、修理1.5万〜85万円、重度はカバー/葺き替えへ移行
  • 大分の環境(塩害・強風・日射)に合わせた仕様強化と、同一仕様の3社相見積で品質とコスパを両立

お問い合わせ情報

株式会社創建
所在地 〒874-0945 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
電話番号  0977-85-8892
問い合わせ先 info@oita-soken.jp
ホームページ https://oita-soken.jp/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次