【大分市 防水塗装】ベランダ・屋上の工事費用と施工方法
目次
【結論】
大分市でベランダ・屋上の防水塗装（トップコート更新含む）を行う費用は、ベランダ5〜15㎡で5万〜25万円、屋上30〜100㎡で15万〜80万円が相場です。下地が傷んでいる場合は防水層の再施工が必要となり、ウレタン密着工法でベランダ12万〜35万円、屋上30万〜120万円、FRP再防水でベランダ15万〜40万円が目安。沿岸部は塩害・風雨、梅雨時は乾燥管理がシビアなため「下地含水率・可使時間・積算膜厚」の記録を残す施工店を選ぶのが失敗回避の近道。見積は「工法・材料名・下地補修量・塗り回数/膜厚・立上り高さ・ドレン改修・保証」を明記しましょう。
第1章｜大分市の防水“基本ルールと相場感”
- 相場の目安（税込）
- トップコート更新（既存防水が健全）
- ベランダ5〜10㎡：5万〜12万円
- 屋上30〜60㎡：15万〜35万円
- ウレタン塗膜防水（密着工法）
- ベランダ：12万〜35万円（5〜15㎡）
- 屋上：30万〜100万円（30〜100㎡）
- ウレタン塗膜防水（通気緩衝工法：絶縁）
- ベランダ：18万〜45万円
- 屋上：45万〜140万円（含む脱気筒）
- FRP再防水（ベランダ）
- 15万〜40万円（5〜12㎡）
- シート防水（屋上：塩ビ・TPO）
- 50万〜180万円（30〜150㎡、下地状況で増減）
- トップコート更新（既存防水が健全）
- 付帯費用
- 下地補修（ひび・不陸調整・モルタル欠損）：1万〜10万円
- ドレン改修（改修用ドレン挿入）：1.5万〜5万円/箇所
- 手摺根元・笠木シール：1万〜4万円
- 仮設足場・昇降設備：バルコニー側で3万〜10万円、屋上は原則不要（搬入経路次第）
- 大分市の気候特性（勘所）
- 梅雨〜台風期の降雨・強風が多く、乾燥時間と仮防水が重要
- 別府湾沿岸は塩害で金物・端部の劣化が早い → 役物・ビスの防錆と端末処理を強化
第2章｜工法の選び方（ベランダ/屋上別）
- ベランダ（戸建・低層）
- 既存FRPが健全：トップコート更新のみ
- ヘアクラック・ピンホールが多い：FRP再防水 or ウレタン密着
- 防水層膨れ・雨漏り履歴あり：ウレタン通気緩衝（絶縁）＋脱気筒
- 屋上（陸屋根）
- 面積が広い・下地ムラが大きい：塩ビシート機械固定 or 接着
- 配置が複雑・出隅入隅が多い：ウレタン通気緩衝で追従性確保
- 人の歩行が多い：トップコートに防滑（骨材入り）を指定
- 大分ならではのポイント
- 立上りは原則300mm以上（防水層の基本）、サッシ下は笠木/水切りで雨仕舞い強化
- 海風面は端末金物をSUS/フッ素塗装品にし、シーリングはノンブリードの変成シリコンを使用
第3章｜標準工程と品質管理
- トップコート更新
- 洗浄・素地研磨
- 下地調整
- プライマー
- トップコート2回
- ウレタン塗膜（密着/通気緩衝）
- 高圧洗浄・脆弱部撤去
- ひび補修・不陸調整
- プライマー
- 通気緩衝シート（絶縁時）
- ウレタン主材2層（合計膜厚1.5〜2.0mm目安）
- トップコート
- 脱気筒・改修ドレン、役物処理
- FRP再防水
- 研磨
- プライマー
- ガラスマット＋樹脂積層
- トップコート
- 品質チェック
- 下地含水率（概ね12〜15％以下）
- 膜厚測定（ウレタン総膜厚1.5mm以上、重ね回数を記録）
- 乾燥時間（可使時間）と気温/湿度の記録
- 立上り・入隅部の補強クロス有無
- ドレン周り写真記録・通水試験
第4章｜材料と推奨仕様（例）
- ウレタン塗膜防水
- 例：AGC サラセーヌ、田島 タフガード、コニシ ボンドEセット
- 通気緩衝では改質アスファルト系シート＋脱気筒を併用
- FRP防水（ベランダ）
- 例：ビーエスサクライ FRP防水材、アイカ工業 ジョリエース
- シート防水（屋上）
- 例：田島 ビュートップ（塩ビ機械固定）、ロンシール LSF
- トップコート
- フッ素/ウレタン系、骨材入り防滑仕上げ（外部階段・バルコニーで有効）
第5章｜面積別の概算早見表
- ベランダ
- 5㎡：トップコート 5万〜8万円／ウレタン密着 12万〜18万円／FRP再防水 15万〜22万円
- 10㎡：トップコート 8万〜12万円／ウレタン密着 18万〜26万円／通気緩衝 22万〜32万円
- 屋上
- 30㎡：トップコート 15万〜20万円／ウレタン通気 45万〜65万円／塩ビシート 50万〜75万円
- 60㎡：トップコート 25万〜35万円／ウレタン通気 70万〜100万円／塩ビシート 80万〜120万円
- 係数
- 複雑形状・立上りが多い・ドレン数が多い場合は+10〜25％
- 下地劣化（浮き・クラック多）で補修費が加算
第6章｜大分市の具体的な事例・実績
事例A｜大分市生石・戸建ベランダ8㎡・FRP再防水
- 施工：2024年10月
- 仕様：既存研磨→プライマー→ガラスマット1ply→ポリエステル樹脂→トップコート（防滑）
- 費用：23.5万円
- 効果：ヘアクラック消失、雨天時の滑り低減、メンテ周期延長（10年目安）
事例B｜大分市稙田・屋上40㎡・ウレタン通気緩衝
- 施工：2023年11月
- 仕様：通気シート＋脱気筒2基、ウレタン主材2層、フッ素トップ、改修ドレン交換
- 費用：68万円
- 効果：膨れ解消、夏季小屋裏温度ピーク-1.5〜2℃（体感）、雨漏り再発なし（1年点検）
事例C｜大分市佐賀関・店舗屋上75㎡・塩ビシート機械固定
- 施工：2024年5月
- 仕様：絶縁下地調整→断熱ボード一部増張り→塩ビシート機械固定→端末金物SUS
- 費用：132万円
- 効果：塩害耐性向上、端末のメンテ性改善、歩行時の耐久性アップ
第7章｜専門家コメント
- 「ベランダの雨漏りは“立上り・ドレン・サッシ下”が8割。立上り300mm確保と改修ドレン、入隅の補強クロスが効きます。」
- 「梅雨時は乾燥管理が肝。下地含水率、可使時間、膜厚の三点記録を残す会社は信頼度が高いです。」
第8章｜見積書の読み方（失敗しないチェックリスト）
- 工法名と材料品名（例：ウレタン通気緩衝／サラセーヌT）
- 下地補修の数量（クラックm、不陸m²、入隅補強メッシュm）
- 膜厚と回数（主材2層 合計1.5〜2.0mmなど）
- 立上り高さの明記（原則300mm）と端末/役物の仕様
- ドレン改修（改修用ドレン・脱気筒数）
- 養生・仮設・搬入経路（ベランダは部分足場の要否）
- 保証年数（ベランダ5〜7年、屋上5〜10年目安）と対象範囲
- 施工記録（写真・膜厚・含水率・通水試験）の提出
第9章｜スケジュールとベストシーズン
- 現地調査〜見積：1〜3日
- 工期目安：ベランダ1〜2日、屋上2〜5日（乾燥/天候で変動）
- ベストシーズン：3〜6月、10〜11月（乾燥安定）
- 梅雨・台風期対策：日締めの仮防水、雨養生、気温/湿度管理
第10章｜費用最適化と補助制度（2025年時点）
- コスト最適化
- 外壁塗装や屋根工事と同時に足場・搬入を共用
- ベランダ複数面は同時施工で出張・養生費を圧縮
- 症状に応じて“更新”か“再防水”かを診断で切り分け
- 補助・支援
- 大分市/大分県の住宅改修助成（防災・省エネ系で対象になる年度あり）
- 申請は着工前。製品名・仕様書・施工前写真・工程表の提出が必要
第11章｜よくある落とし穴と回避策
- トップコートだけ更新し、根本の漏水が残る
- 回避：散水試験や開口調査で原因特定。必要なら通気緩衝＋改修ドレンへ
- 膜厚不足で早期ひび割れ
- 回避：主材総膜厚1.5mm以上を仕様書に明記、現場で膜厚記録を取得
- 立上り不足・サッシ下の浸入
- 回避：立上り300mm、サッシ下は板金水切りやシーリングを併用
- 雨天強行で白化・剥離
- 回避：可使時間・乾燥時間を厳守、雨天順延条件を契約書に明記
第12章｜FAQ
- Q1. ベランダの小さなひびだけ直せる？
- A. 可能。下地補修＋トップコートで1〜3万円/数箇所から。漏水があれば再防水を提案。
- Q2. どの工法が長持ち？
- A. 条件次第。屋上広面積や膨れ既往には“通気緩衝”、歩行が多いベランダは“FRP”が堅実。
- Q3. 何年ごとにメンテが必要？
- A. トップコートは5〜7年、ウレタン/FRPの再防水は10〜15年が目安。
- Q4. 梅雨時でも工事できる？
- A. できますが天候判断が重要。含水率・可使時間を守り、日締め養生で進めます。
第13章｜まとめ
- 大分市の防水塗装は、トップコート更新でベランダ5万〜12万円、屋上15万〜35万円。再防水はベランダ12万〜40万円、屋上30万〜140万円が目安
- 立上り・ドレン・入隅強化と“膜厚・乾燥・含水率”の管理が品質の核心
- 見積は「工法・材料名・下地補修・膜厚・ドレン・保証」を明記、3社相見積と写真記録で失敗を回避
お問い合わせ情報
株式会社創建
所在地 〒874-0945 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
電話番号 0977-85-8892
問い合わせ先 info@oita-soken.jp
ホームページ https://oita-soken.jp/
