【由布市 バリアフリーリフォーム】段差解消・手すり設置の費用と事例

目次
【結論】
由布市のバリアフリーリフォームは「転倒要因の除去(段差・滑り)× 動作補助(手すり・引き戸)× 動線の見直し(幅・照明・換気)」を同時に整えるのが最短ルート。費用目安は、手すり設置が1.5万〜6万円/箇所、室内の段差解消(見切り・スロープ)3万〜10万円、敷居撤去+床バリアフリー8万〜25万円、出入口の引き戸化12万〜38万円、浴室バリアフリー(手すり+出入口段差解消+防滑)8万〜25万円。由布市は朝晩の冷え・霧(結露)で床が滑りやすくなるため、防滑材・換気強化・断熱の併用が効果的。見積は「位置図・高さ寸法・下地補強の方法・製品型番・施工写真・保証」を明記し、介護保険(上限20万円・自己負担1〜3割)や市の助成を活用すると実負担を抑えられます。
第1章|由布市のバリアフリー“基本ルールと相場感”
- 手すり(材工・税込)
- 玄関上り框I型(90cm):1.5万〜3.5万円
- 階段連続(7〜9m):6万〜15万円
- トイレL型/I+L:2.5万〜5.5万円
- 浴室L型+縦I:3万〜7万円(樹脂被覆・防滑仕様)
- 段差解消
- 室内敷居5〜15mmの見切り・段差見切り:1.5万〜4万円/箇所
- 上り框スロープ(既製/造作):3万〜10万円
- 敷居撤去+床増し貼り(通路3〜6m):8万〜25万円
- 出入口の改善
- 片開き→アウトセット引き戸:12万〜28万円
- 壁内引き込み引き戸:20万〜38万円(造作込み)
- レバーハンドル化:8,000〜2万円
- 水回り安全
- 浴室床防滑シート:5万〜12万円
- 洗面・トイレ手すり下地(合板):0.8万〜2万円/箇所
- 付帯
- センサー付LED照明:1.2万〜3万円/カ所
- 玄関・廊下のコントラストライン:0.5万〜1.5万円
第2章|設計のコツ(転倒リスクを減らす動線から)
- 玄関(屋外→屋内の高低差)
- 上り框のI型手すり+式台、屋外はノンスリップタイル/縞鋼板スロープ
- 廊下〜トイレ
- 夜間移動に連続手すり、トイレは座位・立位サポートのL型
- 浴室・脱衣室
- 出入口段差ゼロ化、浴槽出入り位置の手すり、床の防滑、断熱ドアでヒートショック抑制
- 階段
- 可能なら両側手すり、段鼻に視認性ライン(蓄光も有効)
- 出入口幅
- 車いす想定で有効750〜800mmを目標(アウトセット引き戸が相性◎)
第3章|製品と仕様の選び方(由布の気候を踏まえて)
- 手すり材
- 室内:樹脂被覆アルミ(握りΦ32〜35mm、冷たさが少なく握りやすい)
- 浴室:樹脂・SUS+ノンスリップ
- 屋外(霧・降雨):SUS304/316、塩害地域への外出も想定して耐食性重視
- 下地補強
- 石膏ボード単体は不可。壁内合板12mm以上、またはベースプレートで荷重分散
- 高さ寸法(目安)
- 廊下/階段:床から750〜800mm
- 玄関上り框:式台天面+200〜250mm
- トイレL型:水平部700mm、垂直部は便座先端から200mm前方
- 防滑・断熱
- 室内はエンボスCF/防滑フロアタイル、玄関・浴室はノンスリップタイル
- 冬場の底冷え対策に内窓や足元ヒーター用コンセントも検討
第4章|面積・工法別の概算早見表
- 室内3カ所手すり(玄関・廊下・トイレ):5万〜12万円
- 浴室手すり2本+床防滑シート:7万〜15万円
- 敷居段差3カ所バリアフリー化:4万〜10万円
- 出入口1カ所引き戸化(アウトセット):12万〜28万円
- 総合パック(手すり5本・段差3カ所・トイレL型・玄関式台):18万〜40万円
第5章|由布市の施工事例
事例A|由布市挾間・戸建・高齢夫婦
- 施工:2024年8月
- 仕様:玄関I型手すり(樹脂被覆Φ34)、式台、廊下連続手すり7m、トイレL型
- 費用:19.6万円(介護保険住宅改修活用で自己負担約1.96万円)/工期:1日
- 効果:外出・トイレ動作のふらつき減、夜間移動の安心感向上
事例B|由布市湯布院町・浴室安全対策
- 施工:2023年11月
- 仕様:浴室L型+縦I型、出入口段差解消、床防滑シート
- 費用:12.8万円/工期:0.5日
- 効果:入浴・立ち上がりがスムーズ、転倒リスク低下
事例C|由布市庄内・トイレ出入口引き戸化
- 施工:2024年5月
- 仕様:アウトセット引き戸、敷居撤去・床バリアフリー化、手すり下地補強
- 費用:27.5万円/工期:1日
- 効果:介助動線を確保、車いすの出入りが容易に
第6章|専門家コメント
- 「手すりは“握りやすさ・高さ・連続性”が命。現地で立ち座りを再現し、位置決めを。下地の確認とビス保持力の写真記録を残す会社は信頼できます。」
- 「由布は冷え・結露の影響で床が滑りやすい。防滑材+換気・断熱の併用で、冬場のヒヤリを減らせます。」
第7章|見積書の読み方(実務チェックリスト)
- 位置図と高さ寸法(平面・立面)
- 製品名・型番・材質(例:LIXIL グリップライン、TOTO 浴室手すりE)
- 取付長さ(m)・ブラケット数、下地補強の方法
- 段差解消の工法(既製スロープ/造作/敷居撤去・増し貼り)
- 出入口仕様(引き戸タイプ、袖壁・下地の有無、有効開口幅)
- 養生・撤去・処分費、工程写真提出
- 工事保証(1年目安)とアフター点検
第8章|スケジュールとベストシーズン
- 現地調査〜プラン:1〜3日(動作確認・採寸)
- 見積〜補助申請:3〜10日(介護保険はケアマネの理由書が必要、着工前が原則)
- 工期:手すり1〜3時間/本、段差解消半日〜1日、引き戸化1〜2日
- 季節配慮:冬・梅雨は接着/シールの乾燥を厳守、浴室床シートは養生時間を確保
第9章|費用最適化と補助制度(2025年時点)
- コスト最適化
- 優先動線(玄関・廊下・浴室・トイレ)を同日施工で出張費を圧縮
- 既製品+必要箇所のみ造作、スロープは既製を優先
- まとめ申請・一括精算で事務コスト削減
- 補助・支援
- 介護保険 住宅改修:上限20万円(自己負担1〜3割)手すり・段差解消・滑り止め・引き戸化などが対象
- 由布市の高齢者・障がい者向け住宅改修助成(年度・要件で上乗せあり)
- 申請のコツ
- 事前申請・事前審査が原則。見積・図面・理由書・施工前後写真・領収書をセットで準備
- 最新情報は由布市役所 介護保険課/住宅支援窓口で確認
第10章|よくある落とし穴と回避策
- 壁下地がなくビスが効かない
- 回避:開口確認/下地センサーで調査、合板補強やベース材で対応
- 既製スロープが邪魔でつまずく
- 回避:勾配1/12〜1/15を目安に通路幅を確保、造作でフィット
- 浴室手すりが冷たくて使わない
- 回避:樹脂被覆タイプ、動線上に実寸モックで位置確認
- 引き戸が重い・閉まりにくい
- 回避:ソフトクローズ金物、上吊りレール、戸車調整、有効開口750mm以上
- 屋外金物の錆
- 回避:SUS304/316+防錆ボルト、年1回の清水洗いと点検
第11章|まとめ
- 由布市のバリアフリーは、手すり1.5万〜6万円/箇所、段差解消3万〜10万円、敷居撤去+床フラット8万〜25万円、引き戸化12万〜38万円が目安
- 「連続手すり・段差ゼロ・防滑・照明」を動線単位で整えるのがコスパ良。冷え・結露に強い仕様(防滑材・換気・断熱)を併用
- 見積は「位置図・高さ・下地補強・製品型番・写真・保証」を明記、介護保険/市助成の活用で実負担を削減
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