【由布市 屋根リフォーム】葺き替え・カバー工法の工事費用と施工例

【結論】

由布市の屋根リフォーム費用は「カバー工法（既存の上に金属屋根を重ねる）」で70万〜180万円、「葺き替え（既存撤去し下地から新設）」で90万〜200万円が目安（切妻/寄棟・延床30坪・屋根面積80〜110㎡、足場は別途15万〜30万円）。寒暖差・霧（結露）・降雨に強く、長期耐久を狙うならSGLガルバリウム鋼板（耐食めっき）×高耐久ルーフィング（対穴あき保証品）×樹脂貫板（棟）×SUSビスの組合せが安全策。見積は「材料名・板厚・めっき種・下葺材規格・役物（棟/谷/ケラバ）数量・棟下地・換気・足場・産廃・保証・工程写真（重ね幅/端末処理/ビスピッチ）」を明記し、同一仕様で3社比較が最短ルートです。

第1章｜由布市の屋根リフォーム“基本ルールと相場感”

• 工法別相場（80〜110㎡・税込の目安）
  • カバー工法（スレート→金属横葺/立平）：70万〜180万円
  • 葺き替え（スレート/瓦→金属・スレート）：90万〜200万円
  • 瓦→金属（耐震・軽量化目的）：110万〜220万円
• 付帯費用
  • 足場＋メッシュ：15万〜30万円
  • 高耐久ルーフィング（上位品にグレードUP）：+3万〜10万円
  • 棟板金・貫板交換（樹脂製推奨）：5万〜15万円
  • 雨樋交換：8万〜20万円
  • 太陽光脱着・再設置：8万〜25万円（架台による）
• 由布市の気候特性
  • 朝晩の冷えと霧（結露）・降雨が多く、下葺材の耐久・換気（棟/小屋裏）が重要
  • 山風の影響で端部の風害対策（ケラバ・軒先の固定/気密処理）が肝

第2章｜工法の選び方（カバーか葺き替えか）

• カバー工法が向く条件
  • 既存がスレートで野地が健全、雨漏り・腐朽がない
  • 廃材を減らし短工期・コスト抑制をしたい
  • 推奨：SGLガルバ横葺/立平＋高耐久ルーフィング＋棟換気
• 葺き替えが向く条件
  • 雨漏り/下地劣化がある、瓦のズレ・割れ多数、アスベスト年代のスレートを更新したい
  • 既存を“ゼロリセット”し、屋根断熱や下地補強も同時に
• 仕様の選択ポイント
  • 材料：SGL（溶融Zn-AL-Mgめっき）／板厚t0.35〜0.5を明示
  • 下葺材：改質アスファルト・対穴あき保証品、寒冷条件でも可使時間を守る
  • 固定：SUSビス／ビスピッチの記録、端部の捨て板・気密テープ・シール3点セット
  • 換気：棟換気＋軒先吸気で結露を抑制（霧・寒暖差地域に有効）

第3章｜面積別の概算早見表（足場別）

• 屋根80㎡
  • カバー工法：65万〜130万円
  • 葺き替え：85万〜170万円
• 屋根100㎡
  • カバー工法：75万〜160万円
  • 葺き替え：95万〜200万円
• 屋根120㎡
  • カバー工法：90万〜180万円
  • 葺き替え：110万〜220万円
• 係数
  • 入母屋・複雑形状・3階建：+10〜25％
  • 下地劣化/雨漏り補修あり：+5〜20％
  • 太陽光あり：脱着費加算

第4章｜由布市の施工例

事例A｜由布市挾間・築22年スレート100㎡・カバー

• 施工：2024年10月
• 仕様：SGL横葺t0.4、高耐久ルーフィング、樹脂貫板＋新規棟板金、棟換気
• 価格：総額145万円（足場含む）／工期：4日
• 効果：小屋裏結露が減少、夏のピーク温度-2〜3℃（体感）

事例B｜由布市庄内・築35年和瓦120㎡・葺き替え

• 施工：2023年12月
• 仕様：既存瓦撤去→野地合板増し貼り→立平葺き（SGL t0.5）→雪止め、雨樋交換
• 価格：総額208万円（産廃・足場含む）／工期：6日
• 効果：屋根重量約-5〜6tで耐震性向上、風切音の低減

事例C｜由布市湯布院町・築18年スレート90㎡・カバー＋太陽光脱着

• 施工：2024年4月
• 仕様：遮熱鋼板横葺き、高耐久ルーフィング、太陽光パネル脱着再設置、端部気密強化
• 価格：総額162万円／工期：5日
• 効果：発電を維持しつつ更新、夏場の冷房負荷が体感で軽減

第5章｜専門家コメント

• 「由布は“冷えと霧”で小屋裏結露が出やすい地域。棟換気と軒先吸気、下葺材の重ね幅・端末処理を写真で残す会社は信頼できます。」
• 「見積では材料（SGL・板厚）、ルーフィング規格、棟下地（木→樹脂貫板）、ビス種（SUS）、役物点数を必ず確認しましょう。」

第6章｜見積書の読み方（実務チェックリスト）

• 材料名・板厚・めっき種（例：SGL t0.4、JIS G3321）
• 下葺材の規格（改質アスファルト・対穴あき保証の有無）
• 役物（棟・ケラバ・谷・雪止め・雨押え）数量と単価
• 棟下地（木→樹脂貫板化）の有無、棟換気の採否
• 既存撤去・産廃費、アスベスト調査/届出（該当年代のスレート）
• 足場・メッシュ・荷揚げ費の内訳
• 施工保証（5〜10年）・材料保証（10〜20年）と対象範囲
• 工程写真提出（ルーフィング重ね幅・端末処理・ビスピッチ・換気）

第7章｜スケジュールとベストシーズン

• 現地調査〜見積：1〜3日（ドローン・小屋裏点検）
• 契約〜発注：3〜10日（色・役物・換気納まり決定）
• 工期（天候で変動）
  • カバー工法：3〜6日
  • 葺き替え：4〜8日（撤去・野地補修含む）
• ベストシーズン：3〜6月／10〜11月（乾燥安定）
• 雨・霧対策：日毎の仮防水、端末養生、可使時間厳守

第8章｜費用最適化と補助制度（2025年）

• コスト最適化
  • 外壁塗装・雨樋・板金と同時施工で足場共用（-8万〜15万円）
  • 標準役物を採用し特注を最小化、太陽光は更新/脱着を早期判断
• 補助・支援
  • 省エネ・耐震・台風対策（屋根軽量化/断熱上乗せ）で県市の助成対象となる年度あり
  • 罹災復旧は罹災証明で保険・見舞金・減免の可能性
• 申請のコツ
  • 多くは着工前申請。仕様書・製品型番・施工前後写真が必須。最新情報は由布市/大分県公式で確認

第9章｜よくある落とし穴と回避策

• 既存の雨漏りを特定せずにカバー
  • 回避：谷・棟・開口を重点点検し、下地補修→施工
• 低耐久の下葺材採用
  • 回避：改質アスファルトの上位品を選定（対穴あき保証）
• 端部・ケラバの風害
  • 回避：捨て板＋気密テープ＋多重シーリングとSUSビスで固定
• 棟板金の釘抜け
  • 回避：樹脂貫板＋ビス固定、ビスピッチ遵守（写真提出）
• 結露対策不足
  • 回避：棟換気/軒先吸気、断熱・気流止めの確認

第10章｜まとめ

• 由布市の屋根は、カバー70万〜180万円、葺き替え90万〜200万円＋足場15万〜30万円が相場
• 「SGL×高耐久ルーフィング×樹脂貫板×SUSビス＋棟換気」で“冷え・霧・風”に強い屋根に
• 見積は「材料・板厚・下葺・役物・換気・足場・保証・工程写真」を明記、同一仕様の3社比較で品質とコスパを両立

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