【大分市 外壁リフォーム】塗装と張り替えの違い・費用を解説
目次
【結論】
大分市の外壁リフォーム費用は、延床30坪（外壁面積約150㎡）の目安で「塗装」が80万〜160万円、「金属サイディング重ね張り（カバー）」が150万〜320万円、「既存撤去の張り替え」が200万〜360万円。海風・霧・降雨の影響を受けやすい大分では、塗装はラジカル（12〜15年・95万〜130万）以上、長期重視はフッ素/無機（15〜25年・110万〜160万）。張り替え/カバーは通気層＋上位透湿防水シート、防藻・撥水トップの採用が長持ちの鍵。見積は「製品名（塗料/外壁材）・塗布量/張り坪・工程・下地補修・開口部防水（三角シール/防水テープ）・保証・工程写真」を明記し、同一仕様で地元3社の相見積が最短ルートです。
第1章｜大分市の外壁リフォーム“基本ルールと相場感”
- 塗装（150㎡・3回塗り・税込）
- ウレタン：72万〜95万円（耐用7〜10年）
- シリコン：80万〜120万円（耐用10〜13年）
- ラジカル：95万〜130万円（耐用12〜15年）
- フッ素：110万〜150万円（耐用15〜20年）
- 無機/ハイブリッド：120万〜160万円（耐用18〜25年）
- 付帯塗装（雨樋/破風/軒天等）：+10万〜25万円
- シーリング打替え（サイディング）：+12万〜25万円
- 張り替え/重ね張り（150㎡）
- 金属サイディング重ね張り（断熱一体が人気）：150万〜320万円（既存上に胴縁＋通気層）
- 窯業サイディング張り替え（既存撤去）：200万〜360万円（産廃・通気胴縁・防水紙・役物込み）
- モルタル→金属サイディングカバー：180万〜340万円（下地調整多め）
- 大分の気候特性（留意点）
- 海沿い：塩害で金属腐食・目地劣化が早い→SUSビス・防錆下塗
- 市街〜内陸：霧・降雨で藻/カビが発生しやすい→防藻仕様・乾燥管理
- 台風期は端部・開口の雨仕舞・風対策が重要
標準工程（塗装）
- 現地診断（劣化/含水） 2) 足場＋メッシュ 3) 高圧洗浄（薬剤洗浄併用）
- 下地補修（クラック/脆弱層/錆） 5) シーリング（撤去打替え）
- 下塗り 7) 中塗り 8) 上塗り 9) 最終検査・工程写真引渡し
標準工程（カバー/張替え）
- 診断・採寸 2) 既存撤去（張替え）or 胴縁施工（カバー）
- 透湿防水シート＋防水テープ 4) 通気胴縁 5) 本体張り＋役物
- 開口三角シール 7) 清掃・完了検査・写真引渡し
第2章｜塗装か張り替え/カバーか？判断基準
- 塗装が向く
- チョーキング・退色・軽微なクラックが中心、雨漏りなし
- サイディングの反り/浮きが少ない、下地（防水紙・胴縁）が健全
- 既存デザイン踏襲でコスト重視
- 張り替え/カバーが向く
- 反り/割れ/釘浮き多数、シーリング破断から浸水跡あり
- モルタルの浮き・凍害、内部合板の腐朽や雨漏り既往
- 外観刷新や断熱強化を同時に狙う場合
- 工法の違い（ざっくり）
- 塗装：低コスト・短工期・軽量、下地の健全性に依存
- カバー：中コスト・断熱/遮音UP・廃材少、厚み増で見切り調整が必要
- 張替え：高コスト・ゼロリセットで安心、意匠自由・産廃多
第3章｜塗料・外壁材の選び方（大分仕様）
- 塗装（防藻/低汚染を優先）
- ラジカル（コスパ最適）：NP「パーフェクトトップ」、SK「エスケープレミアムシリコン」
- 長期・低汚染：KP「アレスダイナミックMUKI」、NP「ファイン4Fセラミック」
- 仕上げに撥水トップで白華・雨筋を抑制
- 外壁材（通気と防水ディテールが命）
- 金属サイディング（SGL＋断熱材一体）：軽量・耐食・断熱効果◎
- 窯業16mm以上＋高耐候塗膜：意匠性とコスパのバランス
- 透湿防水シートは上位品（防火認定あり）、開口は防水テープ＋三角シール
第4章｜面積別の概算早見表（サイディング住宅・付帯軽め）
- 塗装（3回塗り）
- 外壁120㎡（約25坪）：65万〜125万円
- 外壁150㎡（約30坪）：80万〜160万円
- 外壁180㎡（約35坪）：95万〜178万円
- 外壁220㎡（約40坪）：110万〜205万円
- 金属サイディングカバー（断熱一体・標準クラス）
- 外壁120㎡：150万〜240万円
- 外壁150㎡：180万〜320万円
- 外壁180㎡：210万〜360万円
- 外壁220㎡：240万〜400万円 備考：3階建/複雑形状は+10〜20％。張替えは撤去・産廃で+20〜50万円程度上振れ
第5章｜大分市の施工事例
事例A｜大分市生石・築14年サイディング・30坪・塗装
- 施工：2024年9月／NP パーフェクトトップ3回塗り、防藻仕様、シーリング全撤去打替え
- 価格：総額115万円
- 効果：チョーキング解消、目地痩せ再発を抑制、雨筋汚れが付きにくい
事例B｜大分市稙田・築22年モルタル・35坪・金属サイディングカバー
- 施工：2023年11月／SGL断熱一体サイディング、上位透湿防水シート、通気胴縁、開口役物一新
- 価格：総額268万円
- 効果：断熱・遮音UP、藻の付着が減り外観刷新
事例C｜大分市高城台・築28年サイディング・32坪・張替え
- 施工：2024年5月／既存撤去→上位透湿防水シート→通気胴縁→窯業16mm高耐候塗膜、三角シール徹底
- 価格：総額296万円
- 効果：浸水リスクをゼロリセット、開口腐朽改善、メンテ周期延長
第6章｜専門家コメント
- 「大分は海風・霧・降雨の複合環境。塗装は製品名と塗布量（m²あたりml）、シーリングは“撤去打替え”と可塑剤タイプの確認が品質差になります。」
- 「張替え/カバーは通気層と防水紙が命。窓まわりの防水テープ、端部の水返し、配管貫通の防水ブーツまで工程写真を残す会社を選ぶと安心です。」
第7章｜見積書の読み方（実務チェックリスト）
- 塗装
- 塗料メーカー・製品名・グレード
- 塗布量と回数（下1・中1・上1／150㎡で規定ml×缶数）
- 下地補修数量（クラックm、錆m²、脆弱部m²）
- シーリング工法（打替え/増し打ち）・材料名（ノンブリード）
- 張替え/カバー
- 外壁材メーカー・品番・厚み（窯業16mm以上／金属はSGL表記）
- 透湿防水シート規格、通気胴縁寸法/ピッチ
- 役物（見切・水切・コーナー・開口部）の数量・材質
- 既存撤去・産廃、足場・メッシュ、安全費
- 共通
- 施工保証年数／製品保証の扱い
- 工程写真提出（防水紙・テープ・三角シール・塗り重ね・端部）
- 雨天順延・下地不良時の追加単価表
第8章｜スケジュールとベストシーズン
- 現地調査〜見積：1〜3日
- 色・素材決定〜契約：3〜10日（A4実物板を屋外で朝/昼/夕に確認）
- 工期目安：塗装10〜18日、カバー/張替え12〜25日（撤去・下地補修含む）
- ベスト：3〜6月、10〜11月（乾燥安定）
- 台風・梅雨：可使時間厳守、下地含水率12〜15％以下、日締め仮防水・養生徹底
第9章｜費用最適化と補助制度（2025年）
- コスト最適化
- 屋根・雨樋・窓・付帯と同時施工で足場を1回に
- 同一仕様の相見積で価格妥当性と工程の丁寧さを比較
- 金属部が多い家は防錆下塗＋上位塗料で再塗装周期を延長
- 補助・支援
- 省エネ（内窓・断熱）と同時で国/県/市の補助対象になる年度あり
- 大分市の住宅改修助成（子育て・高齢者向け等）で上乗せの可能性
- 申請のコツ
- 多くは着工前申請、見積・仕様書・施工前写真が必要
- 最新は大分市役所 住宅支援窓口・大分県公式で確認
第10章｜よくある落とし穴と回避策
- 極端に安い見積
- 回避：塗布量不足・下塗省略の懸念。缶数・仕様書・工程写真の提示を求める
- カバーで雨漏り原因を放置
- 回避：窓上・入隅・配管貫通など原因部位を特定→補修後に施工
- シーリング“増し打ち”のみ
- 回避：基本は撤去“打替え”。劣化が強ければ撤去前提
- 色選びの後悔
- 回避：A4実物板を南北面で朝/昼/夕に確認、3〜5分艶も検討
- 近隣トラブル
- 回避：着工前挨拶、洗浄・騒音工程の周知、駐車・養生計画の共有
第11章｜FAQ
- Q1. 30坪で本当に100万円超える？
- A. 足場・付帯・シーリングを含めるとシリコンでも100万円前後は珍しくありません。
- Q2. 海沿いだが塗装で十分？
- A. 塩害・日射が強い面はラジカル以上が安心。下地劣化が強い場合はカバー/張替えを検討。
- Q3. 塗替え時期は？
- A. 築10〜15年目が目安。チョーキング、目地割れ、ヘアクラック、苔・藻が出たら点検。
- Q4. 艶あり/艶なしの違いは？
- A. 汚れにくさは艶ありが有利。落ち着きは3〜5分艶が人気。艶消しは汚れが残りやすい傾向。
- Q5. 保証はどれくらい？
- A. 外壁5〜10年、付帯2〜5年が一般的。施工保証と製品保証の差を確認。
第12章｜まとめ
- 大分市の外壁リフォームは、塗装80万〜160万円、カバー150万〜320万円、張替え200万〜360万円が目安
- 海風・霧・降雨に強い仕様（防藻・撥水・通気・開口防水）を重視
- 見積は「製品名・塗布量/張り坪・工程・下地補修・保証」を明記、同一仕様の相見積で品質とコスパを両立
お問い合わせ情報
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