【由布市 長持ちするリフォーム】住まいを守る工事内容と費用相場

目次
【結論】
由布市で“長持ちするリフォーム”を実現する鍵は「止水(屋根・外壁・開口)× 下地健全化(基礎・木部・通気)× 設備更新(配管・電気・換気)× 断熱・気密」の4本柱を、診断に基づき優先順位をつけて同時最適化すること。延床30坪戸建の目安は、ミニマム80万〜160万円(屋根・外壁の要所補修+シール全打替え+防蟻/点検)、スタンダード180万〜420万円(屋根カバー or 外壁塗装+開口数カ所更新+分電盤更新)、フルメンテ600万〜1,200万円(屋根・外壁更新+窓断熱+配管樹脂化+天井床断熱)。由布特有の“冷え・霧(結露)・降雨”に強い仕様(SGL屋根×高耐久ルーフィング、ラジカル/無機塗装+防藻、内窓+換気風量の是正)を選び、見積は「材料規格・下地数量・防水ディテール・保証・工程写真」を必ず明記。地元3社の同一仕様相見積が最短ルートです。
第1章|由布市の“長持ち”基本ルールと相場感
- 気候前提
- 朝晩の冷え込み・霧(結露)・降雨が多く、藻/カビ・金物腐食・木部含水がリスク
- 相場の目安(30坪・税込)
- 屋根カバー(SGL×高耐久ルーフィング):70万〜180万円(足場別15万〜30万円)
- 外壁塗装(ラジカル/無機+防藻):80万〜160万円(シーリング全打替え+12万〜25万円)
- 窓リフォーム(内窓/カバー):3.5万〜25万円/窓、玄関断熱ドア20万〜45万円
- 配管更新(給水/給湯の樹脂化):25万〜80万円、分電盤・専用回路8万〜25万円
- 天井断熱10万〜35万円/床下断熱12万〜45万円
- 防蟻(5年保証)8万〜20万円、基礎クラック補修3万〜25万円
- 優先順位(基本)
- 止水(屋根・外壁・バルコニー・開口)
- 下地・基礎・通気
- 設備(配管・電気・換気)
- 断熱・気密
- 仕上げ
第2章|部位別「長持ち仕様」ガイド
- 屋根
- SGLガルバ(t0.35〜0.5)× 高耐久ルーフィング(対穴あき保証)× 樹脂貫板(棟)× SUSビス
- 端部=捨て板+気密テープ+多重シール、棟換気で小屋裏結露を抑制
- 外壁
- ラジカル/無機塗装+防藻、三角シール徹底。カバー/張替は通気胴縁+透湿防水シート上位品
- 開口部は防水テープ・防水ブーツで貫通部を封止
- 開口(窓・玄関)
- 内窓(Low‑E)で結露/断熱/防音を同時改善。カバー交換時は断熱スペーサー採用
- 玄関は断熱ドア(U値・気密等級を確認)
- 基礎・木部・防蟻
- ひびはUカット+エポキシ注入、土台含水の点検、防蟻は床下点検口新設でメンテ性確保
- 配管・電気・換気
- 給水/給湯は架橋ポリ等で樹脂化、排水勾配を再確認。分電盤更新・専用回路整備
- 換気はダクト径/長さ/曲がり数を設計、外部フードは防錆仕様
- 断熱・気密
- 天井R≥3.3、床R≥2.2目安。気流止め(床際・間仕切り上部)を図面で指定、防湿層の連続を写真管理
第3章|パッケージ別の概算(30坪・足場含む/含まない混在の目安)
- ミニマム(止水+点検)
- 例:棟板金交換・ルーフィング差し替え一部・外壁シール全打替え・床下防蟻
- 予算:80万〜160万円/工期:3〜7日
- スタンダード(外皮の要点+設備ミニ更新)
- 例:屋根カバー or 外壁塗装+内窓2〜4+分電盤更新+換気ダクト清掃
- 予算:180万〜420万円/工期:1〜3週間
- フルメンテ(外皮+設備+断熱)
- 例:屋根SGL葺替、金属サイディングカバー、内窓10、天井床断熱、配管樹脂化、玄関断熱
- 予算:600万〜1,200万円/工期:1.5〜3カ月
第4章|由布市の事例・実績
事例A|挾間・築20年・30坪
- 施工:2024年9月/屋根SGL横葺+高耐久ルーフィング、棟樹脂貫板、外壁ラジカル塗装、防藻仕様、全目地打替え
- 費用:238万円/効果:台風時の雨仕舞改善、再塗装周期を延長
事例B|湯布院町・築28年・32坪
- 施工:2023年11月/内窓×8、天井ブローイング、分電盤更新、給湯配管一部樹脂化
- 費用:168万円/効果:冬の結露ほぼ解消、電気トラブル予兆を是正、光熱費-12〜18%
事例C|庄内・築35年・28坪
- 施工:2024年5月/金属サイディングカバー、窓カバー×3、玄関断熱ドア、床下防湿+防蟻
- 費用:412万円/効果:外皮ゼロリセット、腐朽リスク低減、体感温度UP
第5章|専門家コメント
- 「“長持ち”は見えない部分が勝負。ルーフィング重ね幅、開口の防水テープ、通気層の確保を図面と写真で可視化しましょう。」
- 「由布の冷え・霧に合わせ、外皮は防藻+止水、内部は気流止めと換気風量の見える化が効きます。金物・フードは防錆仕様が安心。」
第6章|見積書の読み方(実務チェックリスト)
- 材料規格・型番(SGL板厚、ルーフィング規格、塗料名と塗布量、窓Uw値)
- 防水ディテール(開口部テーピング、三角シール、重ね幅・端末処理)
- 下地数量(クラックm、腐朽交換m、樹脂貫板m、アンカー本数)
- 既存撤去・産廃、足場・養生の内訳、搬入経路
- 保証(施工/材料・年数・対象範囲)
- 工程写真提出(下地→防水→仕上げ)、引渡し資料(使用材料リスト)
第7章|スケジュールとベストシーズン
- 現地診断〜提案:3〜7日(屋根外壁・床下・小屋裏点検)
- 仕様確定〜発注:1〜2週間(サンプル・色決め)
- 工期
- 屋根カバー:3〜6日、外壁塗装:10〜18日、窓/玄関:0.5〜1日、配管更新:1〜3日、断熱:0.5〜2日
- ベストシーズン:3〜6月/10〜11月(乾燥安定)
- 梅雨・冬の配慮:可使時間・含水率(12〜15%以下)管理、日締め仮防水、材料は室内保管
第8章|費用最適化と補助制度(2025年)
- コスト最適化
- 屋根・外壁・窓・断熱を同時期にまとめ、足場・養生を共用
- 在庫規格の活用、役物は標準形状を優先
- 再発源を断つ仕様(棟の樹脂貫板、可塑剤移行の少ないシール材)で次回工事周期を延長
- 補助・支援
- 国:先進的窓リノベ、給湯省エネ等(断熱/省エネ同時で対象)
- 大分県・由布市:耐震・省エネ・子育て/高齢者向け改修の上乗せ制度(年度で変動)
- 申請のコツ
- 原則着工前申請。型番・性能証明・施工前後写真が必須
- 最新は由布市役所・大分県公式で確認
第9章|よくある落とし穴と回避策
- 外観だけ更新して下地劣化を放置
- 回避:下地写真・数量根拠(補修m、缶数、ルーフィング規格)を要求
- 防水テープ・三角シールの省略
- 回避:開口防水の工程写真提出を契約条項に
- 棟板金を釘留めのまま
- 回避:樹脂貫板+ビス固定へ変更、ビスピッチ記録
- 配管・電気の老朽を後回し
- 回避:分電盤・専用回路・漏電検査、配管樹脂化を優先
- 点検の仕組みがない
- 回避:1年・3年の定期点検を契約書に明記、台風後の臨時点検
第10章|FAQ
- Q1. 何から手をつけるべき?
- A. 雨漏りなど止水起因→基礎・木部→配管/電気→断熱→仕上げの順が失敗しにくい。
- Q2. 30坪で全部まとめるといくら?
- A. 外皮・窓・断熱・配管まで含むフルメンテは600万〜1,200万円が目安(下地次第)。
- Q3. メーカー/塗料はどれが良い?
- A. 由布の防藻・低汚染を満たすラジカル/無機系、屋根はSGL+高耐久ルーフィングが定石。
- Q4. 住みながら可能?
- A. 外装・窓は可能。配管総替えや大規模断熱は一時退避の計画が安心。
- Q5. 点検の頻度は?
- A. 年1回+台風/豪雨後。屋根・開口・シーリングの目視点検と記録化がおすすめ。
第11章|今日やることチェックリスト
- 屋根・外壁・開口・基礎・床下の現況写真を撮る
- 漏水跡・結露・カビ・ブレーカ履歴をメモ
- 優先順位(止水→下地→設備→断熱→仕上げ)を決定
- 同一仕様で3社に見積依頼(材料規格・工程・保証を固定)
- 補助制度(窓/断熱/給湯)と着工前申請の可否を確認
第12章|依頼先の選び方
- 確認したい資格・体制
- 建設業許可(屋根・板金・塗装・建具・管・電気)
- 一級/二級建築施工管理技士、外装劣化診断士、既存住宅状況調査技術者、給水装置工事主任技術者、第二種電気工事士
- 信頼のサイン
- 防水・下地・気密の工程写真提出、材料・缶数・板厚・重ね幅の記録
- メーカー基準準拠の見積、1年/3年の定期点検・台風時の臨時点検
第13章|まとめ
- 由布市の“長持ち”は「止水×下地×設備×断熱」を総合設計で。相場はミニマム80万〜160万円、スタンダード180万〜420万円、フル600万〜1,200万円
- 由布の“冷え・霧・降雨”に強い材料とディテール(SGL・ラジカル/無機・内窓・換気風量)を採用
- 見積は「材料規格・下地数量・防水ディテール・保証・工程写真」を明記し、同一仕様の相見積で品質とコスパを両立
お問い合わせ情報
株式会社創建
所在地 〒874-0945 大分県別府市浜町14-2 創建ビル
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問い合わせ先 info@oita-soken.jp
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